2018年06月27日

雨対策(浦安の家)

完成後の雨対策はもちろん、工事中に吹き込む雨の対策も大切です。

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屋根や屋上の防水に引き続き、窓が付き壁の防水シートが貼り終わるまでは吹き込んだ雨水を抜く対策が必要です。建物の形が複雑なほど工事に時間がかかります。写真は基礎の水抜き穴です。穴がないと吹き込んだ雨水でプール状態になります。上棟後に吹き込んだ雨が抜けた跡が残っていました。

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基礎の水抜き穴は建物の外周にあるため建物の中程の水は蒸発して乾燥するのを待たなければなりません。1階の床下地合板は何箇所か外せるよう釘打ちしないで残してあります。床下には配管や断熱材があるので出来れば傷つかないようすべての合板を張ってしまいたいのですが・・・写真に写っているバケツとチリトリで水をすくったのかと思い大工さんに聞いたところすくえる程の水は無かったとのこと。良かったです。

ちなみに、基礎や土台、合板にはもとから多くの水が含まれています。建築後時間をかけて抜けてゆきます。その対策として床にも換気口を設けています。機会があれば紹介したいと思います。
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外壁仕上げ(宮本の家)

外壁・左官仕上げの上塗りをしています。最終的な仕上げです。下塗りでは施工に問題があり、監督にも苦労をかけましたがこれで完了です。正面の凸部 (階段部分) と本体部分は同じ素材ですがコテのパターンを変えています。同じ金額帯のものなのでちょっと手間をかけてもらって表情を変えることにしました。

いい感じに仕上がっています。

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階段の塗装をしたので日曜日いっぱいは立ち入り禁止だった室内にも立ち入ることができるようになっていました。クロス張の下地処理・パテ処理をしています。週末ころにはきれいになっていることと思います。床の養生も撤去され、設備機器 (便器や洗面) などの設置をしてゆきます。

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いよいよ引渡しが近づいてきました。
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2018年06月26日

屋根工事(浦安の家)

上棟後すぐに行うのが屋根工事です。雨で柱や梁が濡れるのを避けるという意味合いもあり、今週は概ね天気が良さそうなので少し気が楽です。屋根は通気層を確保するため野路板という屋根の下地板を2回張ることになります。

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写真、上の段には1枚目の野地板が張られています。透湿性があり、この下に詰める断熱材の湿気を放出してくれます。下の段には野地板の上に透湿・防水シートが敷かれ、通気のための垂木も並べられています。垂木の上に2枚目の野地板が張られるので垂木の厚さの分が通気層となります。壁の通気層と屋根の通気層はつながっていて壁・屋根の断熱材や建材に含まれる湿気や屋根面の熱気を逃がす役割を果たします。防湿・防水シートが張られれば雨はかなり防げるので、この 『やきもき感』 がかなり軽減されます。今日中に2枚目の野地板も張られ、今週中に屋根の防水シートも貼られる予定です。

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通気は屋根のすべての部分で行われるよう対策してあります。屋根の両脇は壁から飛び出しているため写真のように下地の組み方が変わります。マス目状に垂木が組まれてしまうので赤枠のように垂木に通気のための穴を開けています。空気の通りが悪くはなりますが・・・・野路板を載せたあとで手をかざすと空気の流れを感じられるのでそれなりの効果が期待できます。

いずれにせよ、ここ数日暑い日が続きますが梅雨の中休みの間に屋根工事が進められるのでラッキ-です!


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2018年06月25日

大会

 日曜日も大会でした。中学生の県大会と男子青年の国体予選。大学生でインカレのメンバーに選出されていない選手は引退試合となります。中学から見てきた選手も何人か引退しました。数人の仲間が応援に来ていて大げさに声援し、拍手します。まわりも、本人もわかっていて声援に応えます。技が成功すると 『ワ-』 、ちょっと詰まったりすると一瞬ためらってから 『ワ-』 ・・・。笑えて、泣けてきます。リュウくん、ガックン、つばさくん・・・みんな頑張りました。がっくんは世界選手権の予選も兼ねた種目別大会に出場予定なのでもうひとつ楽しみがあるようです。頑張れ!

 仲間の応援に来た教え子たちが集まってきてくれました。嬉しいです。これからの事、いろいろと聞かせてくれました。

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小生も50才・・・60を超えても指導している先輩がたくさんいるので、まだ楽しめそうです。
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2018年06月23日

応援

教え子の地元での最後の大会の応援に行ってきました。小学5年生ころ他のクラブから移って来て、とにかく一生懸命練習する子でした。めきめき上達しました。高校ではチーム入りは出来ませんでしたが、それでも練習が大好きで解散後の自由時間も何かしら練習をしています。今回は床、跳馬では大きなミスなく無難に通せました。段違い、平均台は停止や落下がありましたが、果敢に挑戦した結果なので残念ではありますが、悔いはあまりないのでは・・親のひいきめです。

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大学でも体操を続けることになりました。小生は体操を教えていながら教え子の人生を考えると大学で体操を続けることにはあまり積極的ではありませんが、好きな事を突き詰めたいということなので応援しています。

8月には大学4年生になった教え子の最後の大会・全日本インカレが兵庫で行われます。今回の地元の大会には怪我で出場できなかったので会場での応援が出来ませんでした。今、兵庫まで応援に行くか迷っています・・・・・
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2018年06月22日

上棟(浦安の家)

本日、上棟しました。午前中は事務所で作業をして午後3時ころ現場に到着。今回はラフター(クレ-ン車)が来てくれたので1日で上棟できました。

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全体が組み上がると柱が垂直に建っているか確認してゆきます。要所で柱に下げ振り (重りがぶら下がっていて柱が垂直になるとお守りの先端が目盛の中心に来るように出来ています) を設置、大工さんが覗き込みながら柱を引いたり、押したりと指示をします。そして、垂直になったところですかさずに仮の筋交いを取り付け柱を垂直状態で固めてゆきます。

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4時ころ上棟し、屋根の垂木をつけ始めました。今回は屋根の断熱材を2枚重ねにする予定です。垂木もツーバイエイトとテンを使い分けています。ちなみにテンを使う部分は化粧として垂木を見せる予定です。4時30分、幣束を立てて作業終了。幣束は風で飛ばされたり、雨で濡れないようすぐに外して棟梁に預けました。

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垂木がリズミカルで綺麗です!
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2018年06月21日

ドアのハンドル

15年くらい前に設計したお宅の便所の開きドアのドアハンドルが壊れてしまい、開かなくなりました。数日前からなんかおかしかったみたいです。今回は便所の外にいたので大きな問題にはなりませんでしたが・・・・中にいたらちょっと面倒です。みなさん、ドアのハンドルがおかしくなったらすぐに修理、交換してくださいね!

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『2人生活だから大丈夫、外しちゃって』とのこと、ハンドルを外し、ドアも外して帰ってきました。ハンドルを修理、交換するか???

 そもそもハンドルのラッチ(ハンドルを動かすと出たり入ったりする金物)がなければ今後このようなことにならずに済むのでラッチを取ってしまい、ドアクローザー(マンションなどのドアの上についているドアをバネの力で開閉させる装置)をつけるか検討することになりました。
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2018年06月20日

外壁下地補修と建具(宮本の家)

外壁下地の補修が完了しました。薄かった緑色部分には付け送りをして、シール不足の赤部分にはシールをし直しました。

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初めからきちんと作業してください!

現場には建具も搬入されていました。写真は2階の出入り口、米松製です。今回はジャパニーズモダンな感じなので障子も入る予定です。この建具屋さんは障子が安いのも特徴です。3階では収納の扉が建付を終えていました。

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2018年06月19日

土台敷き(浦安の家)

今日から土台敷きです。基礎に墨を入れ(基礎の端に線が引かれています)、墨に合わせて土台を据えていきます。基礎の天端は先日紹介したレベラ-によって平になっています。平にするためにはレ-ザ-光線を利用した機械を使います。細かいことは割愛しますが下の写真の赤枠の中の点はレ-ザ-で高さを揃えたプラスチックの頭です。頭がちょうど見えるようきれいに均されています。

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コンクリート製の柱の型枠である紙菅(ボイド)も見えています。回りに建てられていたやぐらが解体されすっきりしました。明日まで土台敷きを行い水曜日には足場を組みます。木曜日は上棟ですが、先ずは明日の天気が気になります・・


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土台敷きに先駆けて設備配管もしてあります。2階にある水廻りの配管は建物の裏であればメンテナンス重視で外壁から露出させるのですが、今回はアプローチ側に出てしまわないよう壁の中に隠す予定です。隠蔽用の配管もきちんとされていたのでとりあえずは問題なさそうです。
posted by くま at 17:09| Comment(0) | 建築(浦安の家) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月18日

地震

大阪で地震がありました。東日本震災の時は翌日、設計した家を回ったり、電話で様子を聴いたりと数日間、通常業務が停止しました。

今回も塀が倒れたりと被害が出ています。昨年から今年にかけて耐震改修を兼ねたリノベ-ションを数件引き受けていますが・・・・近所を見てみると危ない塀がたくさん見受けられます。この機会にまた少しでも危険な塀や建物の改修が進むことを祈ります。
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2018年06月17日

カーテン・ブラインド打ち合わせ(宮本の家)

現場にてカーテンやブラインドの打ち合わせをしました。

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主な部分の塗装が済み、クロス張りを待っています。クロス張りが終わると設備機器の設置という具合に現場が進みます。外部は左官の直しをしてから仕上げに入ります。その後、雨樋を設置すれば足場が外れます。

7月早々ころ、見学会を予定しています。本日、建て主さんの了解を頂きました。日程が決まりましたらホ-ムペ-ジにてお知らせしますのでどうぞお越し下さい。2世帯住宅も様々なタイプがあり設計してきましたが、キッチンと玄関を共有するタイプは小生の場合は初めてです。ちなみに小生宅は玄関だけを共有した2世帯+仕事場です。興味がある方は見学できますので連絡を下さい!
posted by くま at 18:47| Comment(0) | 建築(宮本の家) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月15日

見ていない時もしっかりと・・細かいところろも丁寧に(宮本の家)

体操の指導 (設計の他に体操の指導もしています) でよく子供たちに言う言葉・・・・『先生が見ていない時にもしっかりと!』です。どんな時でもしっかり練習に取り組んで欲しいという意味ですが、現場も同じです。『細かいところも丁寧に』 『監督や設計者が見ていなくてもしっかりと』仕事をして欲しいものです。

 左官の下塗りから仕上げまで数日間は下地モルタルの養生(乾燥させる)期間です。そして、仕上げの直前に下塗りとサッシや配管、庇などとの取り合い部分をシールするのですが、そのシールがまた(6月4日参照)いい加減でした。懲りない左官会社だなぁ〜。社名は言いません。すぐに監督に電話するとすでにやり直しの指示をしているそうです。実は、小生が現場に着く前に作業をしていたそうですが、職人を叱り、材料を指示し、15日に再度作業を行うよう手配を済ませたそうです・・・・。聞いて驚いたのですが、年配の職人さんだそうです・・・・どんな職人人生を送ってきたのだろう・・・・以前、同じことで小生が相手をしたのは若い職人でした。職人の善し悪しに年齢は関係ないのですね・・

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 この会社の素材を小生はとても気に入っています。小生の自宅も同じ会社の左官仕上げです。責任施工で費用も比較的安く、仕上げの表情が良く、バリエ-ションも多いのが魅力です。そんなことをこの会社の営業担当に伝えながら今後、また、こんなことが無いようよくお願いしておきました。この会社の悪いところ・・・・しょっちゅう担当が変わることです。恐らく、待遇など、社員に対する愛情が不足しているのでは??出入りしている職人の教育もしっかりして欲しいです。よろしくお願いしますよ!







ちょっと書きすぎかと??
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2018年06月14日

丸い柱(浦安の家)

浦安の家は雨でも濡れずに車に乗れるよう2階部分が庇と合わせて3mちょっと飛び出しています。さすがに木造なので部屋は柱で支えていますが、その柱は構造的な強さとデザイン上の理由からコンクリ-ト製にしました。型枠にはボイドという紙菅を用いているのできれいな渦巻き状の模様が浮き上がりますが、作業性 & 精度を出すためにやぐらを組んだりと結構手間がかかっています。

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また、2階の床梁がぴったり納まるようアンカ−を設置するのにも特性の木の箱を造ったりとかなり気を使ってもらいました。ありがとうございます。

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今週末、型枠を外します。
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2018年06月13日

大工工事完了(宮本の家)

大工工事が完了しました。現場に着くと工具の撤収をしていました。

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2階の居間にはミニキッチンがあります。輸入物なので格好いいのですが電気の接続などあまり親切ではなく電気屋さんがちょっと苦労していました。日本製はそういう点では良くできていますね。

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1階にはシステムキッチンがあります。居間とつながっているので家具で囲いちょっと隠しつつ、出入りしやすいよう計画したつもりです。キッチンの正面だけではなく、背面にも家具を造りかなりの収納力を確保しています。当初予算を抑えるため造り付けの家具はほとんどなかったのですが・・・キッチンも対面式ではないのでカウンター上部にも扉を跳ね上げられる (調理中開けっ放しにできます) 吊戸棚を特別な組み合わせにて設置するなど充実したつくりになりました。
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2018年06月12日

基礎コンクリ-ト打設(浦安の家)

基礎の立ち上がり部分のコンクリートを打設しました。コンクリート工事にとっては太陽が照りつけない良好な日です。

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現場に着くと基礎の天端レベルを揃えるためのレベラーを流し込んでいました。

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水に解くとドロドロになります。ホットケ-キミックスを解いた状態よりも少し水っぽい状態でしょうか?コンクリ-トの強度を考えたとき通常水が少ないほうが良いのですが、レベラ-は特殊な調合になっていて水っぽいようでもかなりの強度を発揮します。2人で一箇所から分岐するように流し込み始めました。

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先日取り付けていた排水管の頭(写真の左上・コンクリ-トが流れ込まないよう青いテ-プが貼ってあります)ものぞいています。土台を敷く前に床下の配管工事をします。今週から来週にかけても忙しいです。
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2018年06月09日

大工工事完了・キッチン工事(宮本の家)

大工工事があと数日で完了です。不足等は無いか確認しに行きました。撤収してから手直しなどを指摘するのはマナー違反というか、監理者の能力不足です。

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数日前に追加して欲しいと要望のあった棚板も設置済です。

今日はキッチンの設置工事もしていました。大工さんは隣の部屋で下駄箱を造っていてどんどん家具が出来上がる様子が見ていて楽しいです。

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2018年06月08日

第1種換気の必要性

 建築相談サイトの質問に回答することがあります。最近応えた質問。第1種換気が本当に必要ですか?に他の設計者は皆『必要』 『どちらかといえば必要』と答えていました。本当でしょうか???
 数年前に受講料を払って気密・断熱住宅の講習に通ったことがありました。その後も機会があるごとにエアコンの使い方の講義などエコに関する実務講習を受けていますがそこでは逆のことを言っています。理解が進むとその方が合理的だと気がつきます。そこで今回は換気について。
 換気は『給気』と『排気』の両方を機械で強制的に行う第1種換気、『給気』のみを機械で強制的に行う第2種換気、『排気』のみ機械で強制的に行う第3種換気の3種類があります。どれが良いか?ハウスメーカーは1種を勧めるようですが、当方は下記の理由から3種換気で良いと考えています。

@ 余計な費用をかけなくても排気だけで充分換気が出来る
A 設備による換気が本当に必要な時期は主にエアコンを使う冬と夏
B シックハウスによる換気規制が始まり15年経過。害の少ない材料の開発が進んだ
C 換気の目的のひとつはウイルス除去
D 普通に建てても相当の気密化が確保できるので換気扇だけでも計画換気ができる

上記の@からDについて詳しくお話します。先ずは@について。最近の住宅は普通に建てるだけでもそれなりの気密性が確保できます。なぜ気密性が確保できるかはDでお話しますが、気密性が確保されれば隙間風が減り、給気口という穴から計画的に外気を取り込むことが可能となります。小生の場合、湿気た外気を取り込んでしまうとカビの原因となるので吸気口は比較的乾燥状態にある建物の南側の外壁に設けます。そして、換気扇は空気が汚染する便所や浴室、納戸などに設置します。これらの部屋のいくつかは南側以外にあります。結果的に南側から新鮮な乾いた空気を取り込み、建物内の汚れた空気を換気扇のある部屋まで運んで排気することが可能となります。換気扇は空気が流れるルートや建物の大きさを考慮して能力を決めますが、エアコンで快適になった室内環境を悪化させない程度の能力(強すぎない)となるようにしています。30坪程度の住宅であれば小型で能力の低い換気扇3台程度で基準がクリアできます。具体的にいうと1階浴室、便所、2階寝室のクローゼットといった感じです。シンプルで安価ですよね。

『A・設備による換気が本当に必要な時期は主にエアコンを使う冬と夏』について。タイトルのとおりです。春と秋はエアコンや床暖房などの設備に頼ることなく窓を開けて風を通すことで快適に過ごすことができます。小生はあまり我慢しないようにしていますがそれでも4月から6月、10月中旬から11月末と1年のうちの4ヶ月半はエアコンや床暖房を使いません。この間は窓を開けて換気し、室温の調整をしますので換気扇に頼る必要はありません。ちなみに、調理中の換気は適時行います。

 『B・シックハウスによる換気規制が始まり15年経過。害の少ない材料の開発が進んだ』について。15年前に規制が始まるとあっという間に規制対象の建材が姿を消しました。ホルムアルデヒドのような主な規制物質が含まれる建材はほとんど見なくなったほどです。ただ、健康を害する物質は他にもあり油断は出来ませんが、健康思考が進み有害物質を含む建材が減ったことは事実です。

 『C・換気の目的のひとつはウイルス除去』について。これもタイトルのとおりです。特に冬のインフルエンザの時期はウイルス除去が重要となります。1種換気の場合に熱交換器(全熱交換器または顕熱交換器)を用いることがあります。気を付けなければならないことは顕熱交換器を使用しないとウイルスの除去が出来ないということです。熱交換器での熱交換率は5〜8割と言われています。今日ではエアコンの効率がかなり向上したことで熱交換器の電力を考慮すると必要性が薄れたように感じています。また、熱交換器の構造内やダクトに付着するカビやホコリを考慮するとメリットがあまり感じられません。

 『D・普通に建てても相当の気密化が確保できるので換気扇だけでも計画換気ができる』について。一般的な建売住宅をみていると断熱材はビニールでラッピングされたグラスウールです。どこもきちんと隙間なく貼っているようです。そこに内装下地の石膏ボードを張り、隙間をパテで埋めて壁紙をきれいに貼っています。外部は透湿防水シートを張り、窓にはテープを張り水が入らないようにしています。丁寧な場合は透湿防水シートの下に耐震用の合板を張っています。これだけでも相当の気密性が確保できます。ちなみに20年前の住宅の気密性能は在来工法で9cu/uでしたが現在は気密施工していなくても5cu/u、2×4工法では2cu/uと言われています。細部まで丁寧な断熱施工、窓や配管周りの気密防水テープ貼り、耐震のための外壁下地ボード張りなどにより5〜2cu/uの気密性は確保出来るということになります。ちなみに住宅表示制度の基準で千葉県は5cu/uとなっています。

 他社との差別化をアピールするための性能アップは不要です。当方では趣味の音楽室など防音と共に強制的な空気の入れ替えが必要な場合は第1種換気を採用することもありますが、すべての住宅で採用する必要は無いと考えています。建て主さんの要望や住まい方に合わせた換気計画を提案すべきです。
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2018年06月07日

梅雨

梅雨を迎えました。蒸し暑いと言いますが、エアコンがなくてもそれなりに過ごせるので嫌いな季節ではありません。しかしカビ対策は必要です。

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ベランダ庇の梁がカビだらけ・・汚れ半分、カビ半分?といった感じです。外壁のカビ取り剤を水で溶き拭いてみました

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かかる時間は同じです。特に楽になったわけではありませんが、外壁のカビには効果抜群なので木材のカビも抑制してくれるのでは?期待しています
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2018年06月06日

造作(宮本の家)

大工さんの作業も今週でほぼ完了です。

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階段が付き、出入り口の造作も写真のとおりです。あとは大工さんによる家具や手すりなど細かい作業のみとなりました。

ちなみに、造作材は白木である栂(つが)です。扉は栂との相性の良い米松や障子です。

階段の壁は基本的には白系ですが一面はアクセントカラーを採用することになっていて、現在建て主さんが検討しています。
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2018年06月05日

基礎工事(浦安の家)

配筋検査に行ってまいりました。地鎮祭の時に受け取った『鎮めもの』も家の中心あたりに据えてありました。

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この建物は耐震等級3 (基準の1.5倍の強度) ですが、実際は1.6倍の強度で設計してあります。基礎形状、配筋もちょっと過剰なくらいです。

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普通の現場ではちょっとお目にかかれません。

今回はアプローチ側に水回りが並んでいます。排水管が数本あります。通常は膝の高さあたりに配管が飛び出してくるのですが、今回はスロ-プもあり邪魔にならないよう基礎の下にさや管を使って出してゆきます。

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ちょっとわかりづらいですがJ型に曲がったひと回り太い塩ビ管がセットされています。その内側に排水管が通してあるので将来のメンテナンスの時には基礎を壊すことなく作業ができます。ちなみに、小生独立して19年・・まだ水回りの更新をしたことはありません・・

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コンクリートの丸柱の配筋も立ち上がっています。型枠は紙菅(ボイド)です。コンクリ-トがきれいに仕上がるよう、内側にクリア塗装をしているようです。上棟は22日と決まりました。
posted by くま at 10:45| Comment(0) | 建築(浦安の家) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする